まだまだ未熟ながら、オセアニア諸国の青空の下で現地人・日本人の髪をきりながらふらふらと。
経験のため、練習のため、コミュニケーションのため。
カットのお礼として、家に泊めてくれたり、ご飯に招待してくれたり、ドライブに連れていってくれたり、お弁当を作って持ってきてくれたり。途上国といえど、お金を払う人も。
その人それぞれが思う形でその技術に対する対価を払う。
その人が満足しただけの分、お金持ちはお金持ちなりの、そうでない人はそうでない人なりの。
それはそれで、僕にとっては納得しやすいスタイルだ。
いつか自給自足の生活を始めたとしたら、そのスタイルで僕は誰かの髪をきるのだろう。
その時までに、僕は美容師として一人前になれればいい。
それにしても、フィジアン/トンガンのくりんくりんのくせっ毛をドライの状態でブローなしにカットするのは、今の僕にとって難しすぎる。
カット中に度々迷宮入りしている、最近の僕です。
2011/2/2