今日は、朝からベンの家にご飯を食べに。
僕が滞在している宿から最寄りにある村、コロバイ。
ベンは、幼い頃からずっと、その村に住んでいる。
コロバイ到着後、ベンの家のあたりを少しぶらぶら。
そして、ベンの妻と娘さんとともに食事の支度を。
釜に火をおこすため、ベンが鉈をぶんぶん振り回して枝を手頃な長さに切ってる最中、ベンの孫の二歳児が、その鉈に向かって枝を振り回して遊んでいた。
正直、子供の体すれすれに鉈が扱われているので、みているこっちが冷や冷や。
むしろ、最終的に飛び散った枝で頭をケガして、ちびっ子はわんわん泣いていたし。
まぁ、子供というものは、元々そうやって直接痛みを経験して、物事の分別をつけていくものなのだろう。
今日は遅めのランチに、トンガ風チキンカレーをいただいた。
そして少し休んだ後、二人で歩いて宿まで帰った。
夜遅い時間、いつものようにベンが僕のところにやってきた。
「ジュンシ、寝てるのか?」
「起きてるよ。英語の勉強してた。どうした?」
「水あるか?」
「少しだけしかない。だから、雨がふるの待ってる。」
雨水をためたタンクからの水道もあるが、個人的に、直接ペットボトルに貯めた雨水の方がおいしい気がする。
「そうか。俺もシャワーを浴びたいから、雨をまってる。雨は好きか?」
毎晩、ベンは雨がふるのを待って、それをシャワーの代わりにする。
「僕は、あんまり雨好きじゃない。でも、その雨のおかげでこの国の人たちは十分な食料を作れるんだろうね。」
「そうだな。何を言ってるんだかよくわからないが、まぁ、雨が降りだすまで俺と話をしよう。」
という感じで、毎晩世間話が始まる。
「トンガ人はタバコ吸う人多いね。けど、体に悪いからタバコはやめた方がいいよ。ベンも肺ガンになるよ。」
「タバコは俺のパワーだ。それに、俺はまじめなクリスチャンだから、酒も全然飲まないし。タバコよりも神の方が力をもってるから、大丈夫。」
「そっか。ってか、最近クリスチャンの人と知り合うことが多いから、少しキリスト教の人たちの考え方に興味がでてきたんだけど。」
「そうか。いろんな宗派があるしな。似ているものもあれば、全然違うものもあるし。今度の日曜は何してるんだ。暇なら、俺の村の教会にきたらどうだ?」
「ありがと。けど今度の日曜は、朝から他の村の人と教会にいく約束したから、そこにいく。ベンのとこは、お昼に行けそうだったらいくよ。」
「そうか。」
そして、急に即興で歌を歌い出すベン。
「雨よ、どこにも行くな。俺はここでおまえを待ってる。早くふれ。×2」
「何、その歌?自分で作ったっしょ?変な歌。」
そして、数分後、拾ってきたココナッツを二人で飲んでるうちに雨が降ってきたので解散。
この島にきてからというもの、毎日雨ばっかり。
そろそろ、この国の青空か星空をみてみたい。
2011/1/12
僕が滞在している宿から最寄りにある村、コロバイ。
ベンは、幼い頃からずっと、その村に住んでいる。
コロバイ到着後、ベンの家のあたりを少しぶらぶら。
そして、ベンの妻と娘さんとともに食事の支度を。
釜に火をおこすため、ベンが鉈をぶんぶん振り回して枝を手頃な長さに切ってる最中、ベンの孫の二歳児が、その鉈に向かって枝を振り回して遊んでいた。
正直、子供の体すれすれに鉈が扱われているので、みているこっちが冷や冷や。
むしろ、最終的に飛び散った枝で頭をケガして、ちびっ子はわんわん泣いていたし。
まぁ、子供というものは、元々そうやって直接痛みを経験して、物事の分別をつけていくものなのだろう。
今日は遅めのランチに、トンガ風チキンカレーをいただいた。
そして少し休んだ後、二人で歩いて宿まで帰った。
夜遅い時間、いつものようにベンが僕のところにやってきた。
「ジュンシ、寝てるのか?」
「起きてるよ。英語の勉強してた。どうした?」
「水あるか?」
「少しだけしかない。だから、雨がふるの待ってる。」
雨水をためたタンクからの水道もあるが、個人的に、直接ペットボトルに貯めた雨水の方がおいしい気がする。
「そうか。俺もシャワーを浴びたいから、雨をまってる。雨は好きか?」
毎晩、ベンは雨がふるのを待って、それをシャワーの代わりにする。
「僕は、あんまり雨好きじゃない。でも、その雨のおかげでこの国の人たちは十分な食料を作れるんだろうね。」
「そうだな。何を言ってるんだかよくわからないが、まぁ、雨が降りだすまで俺と話をしよう。」
という感じで、毎晩世間話が始まる。
「トンガ人はタバコ吸う人多いね。けど、体に悪いからタバコはやめた方がいいよ。ベンも肺ガンになるよ。」
「タバコは俺のパワーだ。それに、俺はまじめなクリスチャンだから、酒も全然飲まないし。タバコよりも神の方が力をもってるから、大丈夫。」
「そっか。ってか、最近クリスチャンの人と知り合うことが多いから、少しキリスト教の人たちの考え方に興味がでてきたんだけど。」
「そうか。いろんな宗派があるしな。似ているものもあれば、全然違うものもあるし。今度の日曜は何してるんだ。暇なら、俺の村の教会にきたらどうだ?」
「ありがと。けど今度の日曜は、朝から他の村の人と教会にいく約束したから、そこにいく。ベンのとこは、お昼に行けそうだったらいくよ。」
「そうか。」
そして、急に即興で歌を歌い出すベン。
「雨よ、どこにも行くな。俺はここでおまえを待ってる。早くふれ。×2」
「何、その歌?自分で作ったっしょ?変な歌。」
そして、数分後、拾ってきたココナッツを二人で飲んでるうちに雨が降ってきたので解散。
この島にきてからというもの、毎日雨ばっかり。
そろそろ、この国の青空か星空をみてみたい。
2011/1/12