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トンガ -3日目-


今日も天気は雨。
朝起きて、予算をざっと計算したところ、このままいくと僕は二週間程で破産してしまうということに気づく。
というわけで、さらに安い宿を探すため、その朝のうちにチェックアウト。
ネイティブスピーカーがたくさんいるゲストハウスだったため、英語の勉強をするにはいい環境だったが、それは今回の第一目的ではないので、とりあえず考えないことに。

チェックアウト後、トンガの情報を集めに町へと向かう。

当初、離島への移動も考えていたが、以外にフェリーチケットが高かったので断念。
加えて、町の中に安い宿も見つけられなかった。

というわけで、町から出て、島のはじっこのコロバイという村へ。
その村の近く、海沿いに安い宿があるらしい。
バスで40分ほど、コロバイ村に到着。

そこから、重い荷物を背負ってひたすら浜辺へと歩く。
その道が正しいのかどうかもわからない中、ただひたすら歩く。
途中、ちびっ子に水鉄砲で撃たれたり、チャイニーズと言われて指をさされたり。
大雨の中、水たまりの中に飛び込んで遊んでいる子供たちをみながら、日本で生まれ育つ子供たちのことについて少し考えたり。

20分後、無事宿に到着。
そして、早速宿代を安くしてもらうため交渉。
結局、最終的に日本円で一泊約¥600で落ち着いた。
まぁ、それでも破産の道は変わらない。
とりあえず一週間だけ滞在してその間に他の策を練ることに。

安宿とはいっても、目の前には真っ白な砂浜とほぼ180度の水平線が広がる。
そして、豊かな珊瑚とたくさんの種類の色鮮やかな魚たち。
昼時になると、地元のトンガ人がBBQにやってくるが、それ以外はオフシーズンで他に観光客は誰一人いない。
正直、一人旅にはもったいないロケーションだ。

ビーチを散歩していると、子豚を二匹丸焼きにしていた一団が一緒にご飯を食べようと、僕を手招き。
ホウマという村からの大家族。
約一時間かけてこんがりに焼かれた子豚が鉈で切り分けられ、一人一人の紙皿に配られる。
村から持参されていた調理済みのキャッサバとチキンも、ありがたくいただいた。

今日も一日、様々な出会いと人々の無償の優しさに感謝。

2011/1/10